
イソトレチノイン10mgと20mgはどっちがいい?
ニキビ治療でイソトレチノインの服用を検討している方の中には、「10mgと20mgはどちらが効果的?」「どれくらい効果が違うの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、イソトレチノインは10mgと20mgのどちらが優れているというわけではありません。ニキビの重症度や体重、副作用のリスク、治療期間の希望によって用量が異なります。
この記事では、10mgと20mgどちらが自分に合っているか分かりやすく解説します。
イソトレチノイン10mgと20mgの違い
イソトレチノイン10mgと20mgは、「低用量で副作用を心配せず慎重に始めるか」「標準的な用量で治療をしっかりするか」の違いと考えると分かりやすいです。
一般的には、
- 副作用が心配な方 → 10mg
- ニキビ炎症が強い方 → 20mg
- 副作用の出方を慎重に確認しながら進めたい方 → 10mg
- 治療期間を短縮したい方 → 20mg(目安:半年~1年程度)
という傾向があります。
※実際の用量は医師が総合的に判断して決定します。

イソトレチノイン10mgと20mgの違い
用量比較表
比較項目 | 10mg | 20mg |
皮脂抑制作用 | 比較的穏やか | 強く期待される |
副作用の出やすさ | 比較的少なめ | やや高くなる傾向 |
乾燥症状 | 出ることもある | より出やすい傾向 |
治療期間 | 長くなりやすい | 短くなりやすい |
累積量到達までの期間 | 1年以上になることがある | 半年〜1年程度が目安 |
向いている人 | 副作用が心配な方 | 中等症〜重症ニキビの方 |
体重の目安 | 40kg前後〜 | 50kg以上で検討されることが多い |
※実際の処方は体重や症状によって異なります。
10mgが向いている人
10mgは、副作用リスクをなるべく抑えながら治療を始めたい方に向いています。
特に以下のような方で検討されることがあります。
- 初めてイソトレチノインを服用する
- 体重が軽め
- 乾燥が心配
- 軽症〜中等症ニキビ
- 慎重に治療を進めたい
一方で、同じ累積投与量を目指す場合は治療期間が長くなる傾向があります。
20mgが向いている人
20mgは、よりしっかり皮脂抑制を目指したい場合に検討されます。
例えば、
- 中等症〜重症ニキビ
- 背中ニキビが広範囲にわたる
- ニキビの再発を繰り返している
- 治療期間をなるべく短くしたい
- 体重が50kg以上
ただし、10mgに比べて副作用管理が重要になります。
イソトレチノインの用量はどう決まる?
イソトレチノインの用量は単純に10mgもしくは20mgかで決まるわけではありません。
主に以下の点が考慮されます。
- 体重・・・体重によって、服用の用量で体への影響が異なります。
- ニキビの重症度・・・炎症が強いニキビや、膿を伴うような重症ニキビ、再発を繰り返す場合は、治療効果を見ながら用量を検討します。
- 副作用歴・・・過去にイソトレチノイン服用で強い乾燥、皮むけ、肝機能異常などが出たことがある場合は、副作用を避けるために少量から開始します。
- 肝機能異常の有無・・・イソトレチノインは肝機能や脂質の数値に影響することがあるため、肝機能異常がある方は特に慎重な判断が必要です。
- 治療期間の希望(短期~長期)・・・短期間で治療したい場合と、長期間かけて副作用を抑えながら治療したい場合では、用量の考え方が異なります。
体重別の目安
※あくまで一般的な目安であり、実際には医師が調整します。
体重 | 用量の目安 |
40kg前後 | 10mg前後 |
50kg前後 | 10〜20mg |
60kg前後 | 20mg前後 |
累積投与量の考え方
イソトレチノイン治療では累積投与量という考え方が非常に重要です
一般的には体重1kgあたり120〜150mg程度を目安に治療計画が立てられることがあります。
そのため、イソトレチノイン治療では1日の服用量だけでなく、最終的にどれくらいの総量を服用するかも重要な判断材料となります。
10mg :長期治療になりやすい傾向
20mg :累積量に到達しやすい傾向
選ぶときに見るべきポイント
1. ニキビの重症度
炎症が強いほど20mgが検討されやすくなります。
2. 体重
体重が増加するほど必要量も増える傾向にあります。
3. 副作用への不安
乾燥や他の副作用が心配な場合は低用量10㎎から始めることがあります。
4. 治療期間
短期間で累積量を目指したい場合は20mgが選択されることがあります。

注意点と副作用
イソトレチノインには副作用があります。
- 皮膚や唇の乾燥
- 鼻出血
- ドライアイ
- 肝機能数値の変動
- 中性脂肪の上昇など
用量によって副作用の出やすさには差があるとされています。一般的には20mgの方が10mgと比べて乾燥症状が出やすい傾向がありますが、症状の現れ方には個人差があります。
また、イソトレチノインは妊娠中や妊娠の可能性がある方は服用できません。服用中および服用終了後の一定期間は、適切な避妊が必要です。
また稀にですが、強い頭痛や視力の変化、など気になる症状がある場合は、自己判断で服用を継続せず、早めに医師へ相談しましょう。
迷ったときの考え方
どちらを服用すればいいか迷った場合は、「効果を優先したい」もしくは「副作用リスクをできるだけ抑えたい」という視点で考えると、自分に合った用量を選びやすくなります。
一般的には、副作用への不安がある方や初めてイソトレチノインを使用する方は、10mgから治療を開始することがあります。一方で、炎症の強いニキビがある方や再発を繰り返している方では、20mgでニキビの抑制を目指す治療が検討されることもあります。
ただし、実際の用量はニキビの重症度だけでなく、体重や既往歴、副作用の出やすさなどを総合的に考慮して決定されます。どちらが良い・悪いというものではなく、ご自身の症状や治療目標に合わせて医師と相談しながら選ぶことが大切です。
イソトレチノインを始める方法
イソトレチノインは日本ではニキビ治療薬として未承認医薬品です。

医師による診察
定期的な検診
必要に応じた血液検査(医師判断の下)
よくある質問(FAQ)
10mgでも効果は期待できますか?
個人差はあります。10mgでも皮脂分泌の抑制やニキビ改善が期待できる場合があります。
20mgの方が早く治りますか?
一般的には20mgの方が累積投与量に到達しやすいため、治療期間が短くなる可能性があります。
途中で10mgから20mgへ変更できますか?
医師の判断の下、症状や副作用の状況に応じて変更されることがあります。
副作用が出たら中止した方が良いですか?
軽度の乾燥はよくみられますが、強い症状がある場合は医師へ必ず相談してください。
個人輸入で購入しても大丈夫ですか?
厚生労働省は医薬品の個人輸入に注意喚起を行っています。自己判断での使用は避けましょう。
まとめ
イソトレチノイン10mgと20mgを服用するにあたって大切なことは、ニキビの状態や体重、副作用の出やすさに合わせて、自分に合った用量を選ぶことです。
副作用が心配な方や初めて服用する方は、10mgから慎重に始めることをお勧めします。一方で、炎症が強いニキビや繰り返すニキビがある方は、20mgで治療を進めるといいでしょう。
必ずイソトレチノイン服用の際は、医師に相談し、症状や生活スタイルに合った治療方針を確認しましょう。
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