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「シミやくすみが気になるけれど、どの内服薬を選べばよいかわからない」「市販のサプリと処方薬は何が違うの?」と迷っていませんか。
美容内服を選ぶときは、成分の名前だけでなく、何の症状に使う薬なのか、自分が服用できるかを確認することが欠かせません。医薬品にはそれぞれ承認された効能・効果があり、美容目的の使用がその範囲に含まれない場合もあります。
この記事では、代表的な6種類の成分を比較しながら、悩み別の考え方、費用、副作用、オンラインで相談する流れを紹介します。
この記事の結論
- 美容内服は医療用医薬品による内側からの肌ケア。市販サプリ(食品)とは有効成分の量と位置づけが異なります
- 組み合わせ例:シミ・肝斑なら「トラネキサム酸+シナール+ユベラ」、ニキビ・皮脂なら「ビフロキシン+シナール」
- 費用相場は単剤で月2,000〜5,000円、セットで月4,000〜8,000円程度。効果を確認する時期は薬や症状によって異なるため、処方時に再診の目安を確認しましょう。

美容内服とは?市販サプリとの違い

本記事では、医師の診察に基づき、肌の悩みに対して処方される内服薬を「美容内服」と呼びます。シナールやトラネキサム酸などが紹介されることがありますが、どの薬を使うかは、症状や体質、服用中の薬を踏まえて判断します。
市販サプリとの違いは、単に成分量の多さではなく、製品の分類と使用目的にあります。
⚪︎美容内服として処方される薬: 医薬品として、製剤ごとに効能・効果、用法・用量、注意事項が定められています。
⚪︎市販サプリ: 食品に分類され、栄養補助などを目的として利用されます。病気や症状を治療する医薬品とは位置づけが異なります。※10
また、「医薬品として承認されている」ことと「すべての美容効果が承認されている」ことは同じではありません。たとえば、医療用トラネキサム酸製剤を肝斑に使用する場合は、承認された効能・効果の範囲外で使う「適応外使用」にあたります。※2・※8
主要6成分の特徴と効果早見表
美容内服で紹介される成分は、それぞれ働きと使われる目的が異なります。まずは、代表的な製剤の特徴を整理しておきましょう。
成分・代表的な製剤 | 主な働き | 効能・効果と確認したいこと |
|---|---|---|
ビタミンC+パントテン酸カルシウム〈シナール〉 | ビタミンの補給 | 炎症後の色素沈着などに効能があります。毛穴やニキビなど、あらゆる肌悩みに同じ効果があるわけではありません。 |
トラネキサム酸〈トランサミンなど〉 | プラスミンという物質の働きを抑え、止血・抗炎症作用を示す | 肝斑への内服治療が研究されていますが、医療用製剤の肝斑への使用は適応外です。 |
ビタミンE〈ユベラ〉 | 抗酸化作用、末梢の血流への作用など | ビタミンE欠乏症や末梢循環障害などに使われます。美白や若返りを目的とした効能が承認されているわけではありません。 |
L-システイン〈ハイチオール〉 | 皮膚の代謝に関わる | 医療用製剤には湿疹やニキビなどの効能があります。同じ成分を含む市販の配合薬とは、配合内容や効能が異なります。 |
ビタミンB2+B6〈ビフロキシン〉 | たんぱく質や脂肪などの代謝に関わる | ビタミンの欠乏・代謝障害が関与すると考えられる湿疹・皮膚炎、口内炎などに使われます。 |
グルタチオン〈タチオンなど〉 | 体内の酸化還元反応などに関わる | 医療用タチオンの承認された効能に、美白・透明感の改善は含まれていません。美容目的の使用では、その位置づけを確認します。 |
※各医療用医薬品の効能・効果、作用、副作用等について:シナール ※1、トランサミン ※2、ユベラ ※3、ハイチオール ※4、ビフロキシン ※5、タチオン ※6。肝斑に対するトラネキサム酸内服の研究について:※8
成分に抗酸化作用があることだけで、シミ、毛穴、乾燥などへの効果を一律に判断することはできません。気になる症状に対して、その薬を使う理由を確認することが、選ぶ際のポイントです。
悩み別|美容内服の組み合わせ例と確認点
美容内服を検討するときは、まず「どの悩みを改善したいか」を整理します。次の表は組み合わせを考えるための例であり、すべての方に勧められる処方や、併用による効果を保証するものではありません。
悩み | 組み合わせの例 | 診察で確認したいこと |
|---|---|---|
シミ・肝斑 | トラネキサム酸+シナール+ユベラ | シミの種類、肝斑かどうか、トラネキサム酸を服用できるか |
ニキビ・皮脂・肌荒れ | ビフロキシン+シナール | ニキビの状態、ビタミン剤以外の治療が必要か |
くすみ・透明感 | グルタチオン+シナール | 気になる変化の原因、使用目的と適応外使用の説明 |
エイジングケア | グルタチオン+ユベラ+シナール | 具体的に改善したい症状と、内服薬で対応する妥当性 |
シミ・肝斑は、種類を確認してから選ぶ
肝斑と、それ以外のシミでは治療の考え方が異なります。トラネキサム酸についても、すべてのシミに同じように使用するものではありません。市販の肝斑改善薬でも、肝斑かどうか判断しにくい場合は皮膚科への相談しましょう。※8・※9
ニキビは、ビタミン剤だけで対応できるとは限らない
ニキビ治療でビタミン剤が補助的に使われることはありますが、日本皮膚科学会のガイドラインでは、有効性を裏づける根拠が十分ではないとされています。※7 繰り返すニキビや炎症がある場合は、ビタミン剤の組み合わせだけでなく、ニキビそのものに対する治療を検討しましょう。
効果はいつから?服用期間と見直しのタイミング
美容内服の効果を確認する時期は、一律ではありません。肝斑に対するトラネキサム酸の比較試験では、3か月間の内服後に評価した報告があります。※8 ただし、これは特定の治療条件で行われた研究であり、すべての美容内服に同じ期間を当てはめることはできません。
一方、シナールやビフロキシンの添付文書には、効果がないまま長期間、漫然と使用しないよう記載されています。※1・※5 「まずは必ず3か月飲む」と決めるのではなく、処方時に評価する時期と再診の目安を確認しましょう。
変化がない場合は、服用量を自分で増やすのではなく、薬の選び方や治療方針を見直します。体調の変化があるときも、予定の再診日まで我慢せず、処方元に連絡してください。
費用はいくら?Mimipoの料金例
Mimipoの美容皮膚診療は、公的医療保険が適用されない自由診療です。費用を比較するときは、薬代だけでなく、処方日数、送料、単月購入か定期便かも確認しましょう。
以下は、Mimipoの1ヶ月定期の料金例です。
セット名 | 公式サイトに掲載された処方内容 | 1か月分の料金・税込 |
|---|---|---|
肌トラブル・毛穴防止セット | シナール、ハイチオール、ビフロキシン | 4,356円 |
美白ケア・シミ対策セット | シナール、ハイチオール、ビフロキシン、トラネキサム酸錠250mg | 7,920円 |
美肌フルサポートセット | シナール、ハイチオール、ビフロキシン、トラネキサム酸錠500mg、ユベラ | 11,484円 |
※診察料は無料、配送料は別途550円/回です。250mg・500mgは錠剤の規格を示しており、1日の服用量ではありません。実際の処方は医師が判断します。
セット名や薬の数だけで選ばず、自分の症状に必要な内容と、継続した場合の総額を確認しておきましょう。

副作用と服用できない方

美容内服にも副作用や飲み合わせの注意があります。
薬・成分 | 主な副作用・注意点 |
|---|---|
シナール | 胃の不快感、吐き気・嘔吐、下痢など。 |
トラネキサム酸 | 吐き気、下痢、発疹など。血栓がある方や血栓症のリスクがある方、腎機能が低下している方などは注意が必要です。トロンビン製剤との併用は禁忌です。 |
ユベラ | 胃の不快感、便秘、下痢、発疹など。 |
ハイチオール | 吐き気、下痢、口の渇き、軽い腹痛など。 |
ビフロキシン | ビタミンB6の大量・長期服用による、手足のしびれなどの末梢神経障害に注意が必要です。 |
タチオン | 発疹、食欲不振、吐き気・嘔吐、胃痛など。 |
※各医薬品の副作用・使用上の注意について:シナール ※1、トランサミン ※2、ユベラ ※3、ハイチオール ※4、ビフロキシン ※5、タチオン ※6
トラネキサム酸とピルの併用は、必ず申告する
低用量ピルなどの経口避妊薬を服用している方は、トラネキサム酸を始める前に薬の名前を伝えてください。市販のトラネキサム酸配合薬でも、経口避妊薬などを服用している方には、血栓症のリスクを踏まえた事前相談が求められています。※9
服用中に突然の息苦しさや胸痛、片脚の急な痛み・腫れなどが現れた場合は、通常のオンライン相談を待たず、速やかに医療機関を受診してください。
妊娠・授乳中、持病がある方も事前に確認する
妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方は、使用できる薬が状況によって異なります。持病、過去の薬によるアレルギー、他院の処方薬についても、問診で申告してください。
市販で買える?処方薬との違い

美容内服で紹介される成分の一部は、市販薬にも含まれています。たとえば、トラネキサム酸を配合した「トランシーノEX」は、しみのうち肝斑を対象とした市販の医薬品です。
ただし、同じ成分名でも、配合されているほかの成分、服用量、効能、服用期間の決まりは製品によって異なります。トランシーノEXでは、2か月を超えて続けて服用しないことや、ほかのトラネキサム酸を含む内服薬と併用しないことが定められています。※9
処方薬と市販薬を併用したい場合は、商品名がわかるものを用意し、医師や薬剤師に確認してください。サプリメントについても、飲んでいるものをまとめて伝えておくと、成分の重複を確認しやすくなります。
オンライン処方で始める流れ|Mimipoの場合
Mimipoでは、公式LINEから診察を予約し、オンラインで医師の診察を受けることができます。
基本的な流れは次の4ステップです。
- 公式LINEを友だち追加する
LINEのメニューからオンライン診療の予約画面に進みます。 - 診療を予約し、問診に回答する
希望日時を選び、肌の悩みや持病、服用中の薬などを伝えます。 - 医師のオンライン診察を受ける
本人確認書類を用意し、案内された方法で受診します。薬の必要性や処方内容を確認します。 - 処方内容を確認し、手続き後に薬を受け取る
診察後にLINEで届く案内から手続きを行います。
些細なお悩みも、お気軽にご相談ください。

まとめ
美容内服は、成分ごとに働きや承認された効能、注意点が異なります。シナール、トラネキサム酸、ユベラなどを、同じ「美肌のための薬」としてひとまとめにせず、目的に合わせて考えることが必要です。
診察では、改善したい肌の悩みに加えて、服用中の薬、持病、続けられる予算も伝えておきましょう。「何を飲むか」だけでなく、「いつ効果を確認し、どのような場合に見直すか」まで確認してから始めることがポイントです。
よくある質問
薬と対象となる症状によって異なります。肝斑の研究で3か月後に評価した例はありますが、すべての薬を一律に3か月続ければよいわけではありません。処方時に、効果を確認する時期と再診の目安を聞いておきましょう。
処方薬は医薬品、市販サプリは食品という違いがあります。同じ成分を含んでいても、使用目的や効能、用量が同じとは限りません。サプリで変化がなかったことだけを理由に、処方薬なら必ず改善すると判断することはできません。
薬の種類によります。特にトラネキサム酸を検討する場合は、経口避妊薬などの服用を必ず申告してください。自分で併用できると判断せず、血栓症のリスクを含めて確認する必要があります。
男性も、症状や薬の適応に応じて処方の対象となります。ただし、服用できるかどうかは、性別だけでなく年齢、持病、併用薬などを踏まえて判断します。
薬や症状によって異なり、中止後も同じ状態が続くとは限りません。肝斑の研究では、トラネキサム酸の内服終了後に改善の程度が小さくなった結果も報告されています。中止や継続の判断は、その時点の症状を見ながら行います。
薬の種類、量、体の状態によって判断が必要です。処方された組み合わせに市販薬やサプリを追加すると、成分が重複することがあります。特に、市販のトランシーノEXと、ほかのトラネキサム酸を含む内服薬は併用しないでください。
関連記事
主な出典
[1]PMDA「シナール配合錠/シナール配合顆粒 」電子添文 2023年3月改訂(第1版)
[2]PMDA「トランサミン錠250mg/トランサミン錠500mg/トランサミンカプセル250mg/トランサミン散50% 」 電子添文
[3]PMDA「ユベラ錠50mg 」電子添文
[4]PMDA「ハイチオール錠40/ハイチオール錠80/ハイチオール散32% 」電子添文 2023年11月改訂(第2版)
[5]PMDA「ビフロキシン配合錠 」 電子添文
[6]PMDA「タチオン錠50mg/タチオン錠100mg/タチオン散20% 」 電子添文
[7]日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」2023年更新版
[8]Del Rosario E, et al.「Oral tranexamic acid for the treatment of melasma: a randomized controlled trial」Journal of the American Academy of Dermatology. 2018;78(2):363–369.
[9]第一三共ヘルスケア「トランシーノEX 添付文書」
[10]厚生労働省「『健康食品』に関する資料」

目白ホワイトクリニック
塩之入 温 医師
内科(総合内科)
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