
シミやくすみ、ニキビ、肌荒れなどの悩みに対して、スキンケアだけでなく体の内側から整える「内服美容」に注目する人が増えています。
シミ・肝斑には「シナール+トラネキサム酸+ハイチオール」などの組み合わせが一般的で、
ニキビや肌荒れにはビフロキシンなどを併用するケースが多く見られます。
ただ、「どの成分が何に使われるの?」「サプリとどう違うの?」と感じている人も多いのではないでしょうか。
成分の特徴を知らないまま服用すると、目的に合わなかったり、不安を感じたりすることもあります。
この記事では、内服美容でよく使われる代表的な成分をそれぞれの役割や注意点を分かりやすく解説します。
内服美容とは?
内服美容とは、肌や体調の改善を目的として、医師が処方する内服薬を用いたケア方法です。
外側からのスキンケアに加え、体の内側から働きかけることで、肌状態を整えることが期待されます。
処方される成分は、医療現場での使用実績があり、一定の作用が報告されているものが中心です。
中でも、シナール・ハイチオール・ユベラ・ビフロキシン・トラネキサム酸は、内服美容でよく使われる代表的な成分です。
内服美容でよく使う成分
内服美容では、目的に応じて複数の成分が使い分けられています。
ここでは、美容皮膚科などで比較的よく処方される代表的な成分について、ひとつずつ見ていきましょう。
シナールは、ビタミンCを主成分とする医療用医薬品で、内服美容において頻繁に処方されます。
強い抗酸化作用を持ち、紫外線やストレスによる酸化ダメージから細胞を守る働きがあるとされています。
実際の診療では、シミやくすみ、肝斑の内服治療においてベースとなる成分として処方されることが多く、他の成分と組み合わせて使用されるケースが一般的です。
市販サプリと比べ、医療用量として管理された成分量が特徴です。
シナールは比較的使用実績の多い内服薬ですが、体質や服用量によっては副作用がみられることがあります。
主に報告されている副作用は以下の通りです。
- 胃部不快感、胃痛
- 吐き気、下痢などの消化器症状
ハイチオールはアミノ酸の一種で、メラニンの生成抑制や排出促進に関与するとされています。
実際には、シナールと併用して処方されることが多く、内服美容では基本的な組み合わせのひとつとされています。
また、皮膚の新陳代謝を整える働きがあり、肌のくすみ対策や透明感のサポートを目的に処方されます。
ハイチオールはアミノ酸の一種で、内服美容ではメラニン代謝のサポートや肝斑・くすみ対策の補助として処方されます。
比較的使用実績の多い成分ですが、体質や体調によっては副作用がみられることがあります。
主に報告されている副作用は以下の通りです。
- 胃部不快感、吐き気
- 下痢などの消化器症状
- 発疹、かゆみなどの皮膚症状(アレルギー反応)
ユベラは、ビタミンEを主成分とする医療用医薬品です。
「若返りのビタミン」とも呼ばれ、血行を促進する作用があり、血流改善によって肌への栄養供給を助ける働きが期待されます。
シナールと併用されることも多く、抗酸化作用を補い合う組み合わせとして内服美容で用いられます。
くすみや冷えが気になる人に処方されるケースもあります。
ユベラはビタミンEを主成分とする内服薬で、血行促進作用を持つ一方、副作用が起こる可能性もあります。
比較的まれですが、以下のような症状が報告されています。
- 胃部不快感、便秘、下痢
- めまい、頭痛
- 発疹、かゆみなどの皮膚症状
ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、長期間・高用量での服用には注意が必要です。
ビフロキシンは、ビタミンB2・B6などを含むビタミンB群製剤で、皮膚や粘膜の健康維持に関与します。
内服美容では、ニキビや肌荒れ、皮脂分泌の乱れが気になる場合に処方されることが多い薬です。
皮脂代謝やターンオーバーをサポートする働きがあり、他の内服薬と組み合わせて処方されることもあります。
ビフロキシンはビタミンB群を含む内服薬で、皮膚や粘膜の健康維持を目的として処方されます。
一般的には安全性が高いとされていますが、以下のような副作用がみられることがあります。
- 胃部不快感、吐き気
- 発疹、かゆみなどのアレルギー症状
また、ビタミンB2の影響により、尿が一時的に黄色くなることがあります。
これはよく知られた反応で、通常は心配ありません。
トラネキサム酸には、炎症を抑える作用があり、メラニン生成に関わる炎症反応を抑制するとされています。
特に肝斑の治療では中心的に使われる成分で、シナールやハイチオールと併用して処方されるケースが多く見られます。
トラネキサム酸は比較的使用される機会の多い成分ですが、医薬品であるため副作用の可能性があります。
- 胃部不快感、吐き気
- 発疹、かゆみ
- 食欲不振
また、トラネキサム酸は血液を固まりやすくする作用があるため、
- 血栓症の既往がある方
- ピルを服用している方
- 妊娠中・授乳中の方
などは使用に注意が必要とされています。
結局どれが自分に向いている?内服成分の選び方
成分名 | 向いている悩み | 主な働き | 特徴 |
|---|---|---|---|
シナール | くすみ・シミ予防・肌全体のトーン改善 | 抗酸化・メラニン生成抑制 | 基本となる成分で他成分との併用が多い |
ハイチオール | 色素沈着・くすみ | メラニン代謝の促進 | シナールと併用されることが多い |
ユベラ | 血行不良・くすみ・冷え | 血行促進・抗酸化 | 肌の血流改善をサポート |
ビフロキシン | ニキビ・肌荒れ・皮脂バランス | 皮膚代謝のサポート | ニキビ体質の改善を目的に使われることがある |
トラネキサム酸 | 肝斑・シミ・色ムラ | 炎症抑制・メラニン抑制 | 肝斑治療で用いられることが多い |
美白やくすみ対策では、ひとつの成分だけでなく、作用の異なる成分を組み合わせて取り入れることが一般的です。
成分を組み合わせて処方される理由

内服美容では、悩みや肌状態に応じて組み合わせて処方されます。
- シナール × ハイチオール=メラニン対策の相乗効果
- シナール × ユベラ=抗酸化作用の補完
- シナール × ビフロキシン=代謝サポートによる肌トーン改善の補助
- ハイチオール × ビフロキシン=ターンオーバーを支える内側からの肌ケア
- ユベラ × ビフロキシン=血行促進と皮脂バランス調整の両立
このように、単独ではなく役割の異なる成分を組み合わせることで、より多角的なケアが期待されます。
サプリメントとの違い

同じ成分名であっても、内服美容と市販サプリメントでは位置づけが異なります。
内服美容:医薬品。医師の診察・管理下で使用
サプリメント:食品。日常的な栄養補助が目的
内服美容は、効果が報告されている用量を前提に処方される点が大きな違いです。
一方でサプリメントは、安全性を考慮した配合となっているため、医薬品と比較すると成分量が少ない場合が多く、効果の感じ方にも差が出ることがあります。
安全に続けるためのポイント
美容内服を取り入れる際は、
- 自己判断での開始や中断を避ける
- 用量や服用期間を守る
- 気になる症状があれば医師に相談する
といった点が重要です。美容目的であっても医薬品であることに変わりはないため、医師の管理のもとで適切に使用することが基本とされています。
まとめ
内服美容でよく使われる成分には、それぞれ異なる役割と特徴があります。
これらの成分は単独で使われるだけでなく、目的や肌状態に応じて組み合わせて処方されることも多く、より多角的なケアにつながります。
内服美容を安全に続けるためには、自己判断せず、医師と相談しながら自分に合った成分や処方内容を選ぶことが大切です。
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よくある質問(FAQ)
これらの成分はずっと飲み続けても大丈夫ですか?
成分や体調によります。長期服用が可能な場合もありますが、定期的な医師の確認が推奨されます。
市販のサプリで代用できますか?
栄養補助としては可能ですが、成分量や目的が異なるため、同等とは限りません。
すぐに効果は出ますか?
個人差があり、数週間〜数か月かかることが一般的です。
Mimipoオンラインクリニックの
ご案内
「どの成分を選べばいいのか分からない」
「自己判断で組み合わせるのが不安」
「市販サプリで効果を感じられなかった」
そんな方は、一度医師に相談してみることをおすすめします。
内服美容は、目的や体質に応じて成分の組み合わせや用量を調整することが重要です。
自己判断で選ぶよりも、医師の診察のもとで処方を受けることで、より効率的かつ安全に取り入れることができます。

Mimipoオンラインクリニックでは、
・医師による診察
・目的に応じた内服処方の提案
・自宅への配送
までオンラインで完結可能です。
まずはご自身の肌悩みに合った内服が必要かどうか、医師に相談してみてください。

目白ホワイトクリニック
塩之入 温 医師
内科(総合内科)
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美容医療、内科、産婦人科、歯科を展開する目白のクリニック。オンライン診療も行っており、年間数万人の患者を診察している。
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