
「イソトレチノインを飲んだのにニキビが再発してしまった……」
「治療が終わったばかりなのに、またニキビができ始めた」
……そんな不安を感じていませんか?
イソトレチノインは、重症ニキビや繰り返すニキビに対して高い改善効果が期待できる治療薬です。
しかし、治療後に再発するケースがあるのも事実です。
実は、イソトレチノイン治療後の再発にはいくつかの原因があり、そのなかでも重要とされているのが「最大積算量(累積投与量)」です。
症状が改善したからといって自己判断で服用を中止すると、十分な治療効果が得られず再発につながる可能性があります。
この記事では、治療後にニキビが再発する主な原因や、再発予防のカギとなる最大積算量の考え方、体重別の目安、治療中に気をつけたいポイントについて詳しく解説します。
イソトレチノイン治療後に再発しやすいケースとは?
治療後にニキビが再発する背景には、治療の進め方や体質、生活習慣など複数の要因が関係します。
特に注意したいのは、「ニキビが減った=治療完了」と自己判断してしまうケースです。
見た目の炎症が落ち着いていても、皮脂分泌や毛穴詰まりが安定していない段階で服用を中止すると、再びニキビができやすくなる可能性があります。
イソトレチノイン治療では、症状の改善だけでなく「再発しにくい状態を目指す」という視点が大切です。
このあと、再発につながりやすい主な原因を詳しく見ていきましょう。
イソトレチノイン治療後に再発する主な原因

もっとも多い原因のひとつです。
症状が改善すると、「もう治ったから飲まなくていいかな」と自己判断で中止してしまう方もいます。
しかし、イソトレチノインは一定期間服用するだけではなく、治療期間全体で必要な総投与量を達成することが重要と考えられています。
自己判断によって中止すると、皮脂腺への作用が十分でないまま治療が終了してしまう可能性があり、その結果 数ヶ月から数年後に再発するケースがあります。
イソトレチノインでは、
- 口唇の乾燥
- 肌の乾燥
- 鼻の乾燥
などが起こることがあります。
副作用対策が不十分なまま服用をやめてしまうと、必要な積算量に達せず再発リスクが高まる可能性があります。副作用がある場合は中止ではなく、まず処方医へ相談することが大切です。
ニキビは皮脂分泌だけでなく、
- 睡眠不足
- ストレス
- 食生活の乱れ
- 月経周期
- PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
などの影響も受けます。
そのため、イソトレチノインだけでなく生活習慣の見直しも重要です。
再発予防で重要な「最大積算量(累積投与量)」とは

最大積算量(累積投与量)とは、治療期間中に服用するイソトレチノインの総量のことです。
一般的には、体重1kgあたり120〜150mg が目安とされています。
日本国内の美容皮膚科でも120〜140mg/kg前後を治療目標としている施設が多く見られます。
計算例:体重50kg、累積投与量を「120mg/kg」とした場合
50kg × 120mg =6,000mg
さらに、1日の服用量が20mgの場合は、
6,000mg ÷ 20mg = 300日
となり、体重50kgの場合、継続服用期間の目安は約10ヶ月になります。
ニキビが改善していても、再発リスクを抑えるためには、医師が設定した累積投与量まで継続することが重要とされています。
最大積算量・服用期間早見表
累積投与量を「120mg/kg」とした場合の表となります。
ご自身の体重に合わせて、まずは総投与量(最大積算量)と、治療期間の目安を以下からご確認ください。
体重 | 最大積算量 | 20mgの場合 | 40mgの場合 |
|---|---|---|---|
40kg | 4,800mg | 約8ヶ月 | 約4ヶ月 |
50kg | 6,000mg | 約10ヶ月 | 約5ヶ月 |
60kg | 7,200mg | 約12ヶ月 | 約6ヶ月 |
服用にあたっての重要な注意点
・上記は「120mg/kg」で算出した治療方針の一つとして用いられる目安です。
・実際の服用量や治療期間は、ニキビの症状、治り具合、または乾燥などの副作用の程度に応じて、医師が診察ごとに適切に判断・調整いたします。
最大積算量まで飲み切るためのポイント

医師の指示で用量を調整する
「早く治したいから量を増やす」「乾燥がつらいから自己判断で減らす」といった調整は、効果不足や副作用リスクにつながる可能性があります。
特に服用中は、肝機能や脂質の数値に変化が出ることがあるため、必要に応じて血液検査を行いながら継続可否を判断します。
症状が落ち着いてきた段階でも、医師が設定した累積投与量に達していない場合は、再発予防のために服用を続けることがあります。
乾燥対策を早めに始める
イソトレチノイン治療中は、皮脂分泌が抑えられることで、唇や肌、目、鼻の乾燥を感じやすくなります。そのため、症状が出てからではなく、服用開始直後から保湿を習慣にすることが大切です。
取り入れたいケアは以下です。
- リップクリームやワセリンで唇を保護する
- 洗浄力の強すぎる洗顔料を避ける
- 目の乾燥が気になる場合は医師に相談する
- 鼻の乾燥や出血がある場合は無理に触らない
乾燥対策を行うことで、副作用による中断を防ぎ、治療継続しやすくなります。
定期的な診察を受ける
イソトレチノインは、自己判断で飲み続ける薬ではありません。診察では、ニキビの改善度だけでなく、副作用の有無、乾燥の程度、血液検査の結果などを確認します。
以下のような場合は、早めに医師へ相談しましょう。
- 乾燥や皮むけが強く日常生活に支障がある
- 唇のひび割れや鼻血が続く
- 強い頭痛や吐き気がある
- 妊娠の可能性がある
定期的に経過を確認することで、治療を続けやすくなり、最大積算量の達成にもつながります。
イソトレチノイン治療中の注意点

妊娠中・妊娠希望の方は服用できない
イソトレチノインには胎児への影響が報告されています。
服用中および服用終了後一定期間は必ず避妊が必要です。
定期的な血液検査が推奨される
- 肝機能
- 中性脂肪
- コレステロール
などの変化を確認します。
個人輸入は避ける
国内未承認薬であるため、自己判断による個人輸入は品質や安全性の面でリスクがあります。
イソトレチノインは注意が必要な治療薬ですが、医師の診察や血液検査を受けながら適切に使用することで、リスクを確認しながら治療を進めることができます。
不安な点がある場合は自己判断せず、服用前・服用中に医師へ相談することが大切です。
まとめ
イソトレチノイン治療後の再発を防ぐためには、症状が改善したあとも適切な積算量まで治療を継続することが重要です。
- 再発の大きな原因は積算量不足
- 目安は体重1kgあたり120〜150mg
- 自己判断で中断しない
- 副作用対策をしながら継続する
ニキビを一時的に改善するだけでなく、再発しにくい状態を目指すためにも、医師と相談しながら計画的に治療を進めましょう。
関連記事
よくある質問
イソトレチノインは何ヶ月飲みますか?
体重や服用量によって異なりますが、一般的には4〜12ヶ月程度が目安です。
ニキビが治ったら途中でやめてもいいですか?
自己判断で中止すると積算量不足となり、再発リスクが高まる可能性があります。
再発したらもう一度飲めますか?
医師の判断により再治療が検討されることがあります。
Mimipoオンラインクリニックの
ご案内

「通院の時間が取れない」
「忙しくて病院に行けない」
という方に向けて、Mimipoオンラインクリニックでは、医師の診察を通じて必要な処方薬を自宅で受け取ることができるサービスを提供しています。

目白ホワイトクリニック
塩之入 温 医師
内科(総合内科)
クリニックについて
美容医療、内科、産婦人科、歯科を展開する目白のクリニック。オンライン診療も行っており、年間数万人の患者を診察している。
Category list
カテゴリ一覧
Trend Tags
トレンドタグ

私たちは「美しさと健康を両立させる」をテーマに、最新の美容情報をお届けしています。
美しくなることを通じて、心も体もより豊かで自分らしい毎日を過ごせるよう、信頼できる情報を追求し続けています。
肌トラブルの解決法からトレンドの美容ケアまで、皆さまの「もっとキレイ」を叶えるヒントが満載のスキンケアコラムをぜひご覧ください!





