
「顔がいつもテカっている…」
「しっかり洗顔しているのにニキビが繰り返しできる」
「脂性肌だからニキビは仕方ないの?」
このような悩みを抱えている方は少なくありません。
脂性肌(オイリー肌)は、皮脂の分泌量が多いため、ニキビができやすい肌質の一つです。
しかし、「脂性肌=ニキビが必ずできる」というわけではありません。
実は、間違ったスキンケアや生活習慣が、さらに皮脂分泌を増やし、ニキビを悪化させているケースも少なくありません。
この記事では、
- 脂性肌の方にニキビができやすい理由
- 正しいスキンケア方法
- 改善のポイント
- 医療機関を受診する目安
まで詳しく解説します。
脂性肌(オイリー肌)とは?
脂性肌(オイリー肌)とは、皮脂腺の働きが活発で、皮脂の分泌量が多い肌質のことです。
以下のような特徴がある方は、脂性肌の可能性があります。
- 朝洗顔しても数時間で顔がテカる
- 毛穴が目立ちやすい
- 鼻や額がベタつく
- ニキビが繰り返しできる
- 化粧崩れしやすい
- あぶら取り紙が手放せない
皮脂は本来、肌を乾燥や刺激から守るために必要なものですが、過剰になるとニキビの原因になることがあります。
脂性肌は、皮脂腺の働きが活発で、Tゾーンや小鼻まわりを中心に皮脂分泌が多く、テカリやベタつきが起こりやすい肌質です。
見た目のベタつきだけでなく、毛穴が詰まりやすくニキビができやすい状態でもあります。
皮脂が酸化すると、毛穴の詰まりや黒ずみ、炎症が起きやすくなります。
また、過剰な皮脂には空気中のホコリや汚れが付着しやすく、肌への刺激や炎症につながることがあります。
ご自身が脂性肌かもしれないと感じる場合は、以下のチェック項目で確認してみてください。
1つでも当てはまる場合は、脂性肌(オイリー肌)の可能性があります。
脂性肌の特徴
なぜ脂性肌は
ニキビができやすいの?

ニキビは、主に以下の4つの要因が重なって発生します。
- 過剰な皮脂分泌
- 毛穴の詰まり
- アクネ菌の増殖
- 炎症
脂性肌では、この4つの要因が起こりやすい環境が整ってしまいます。
脂性肌では、過剰に分泌された皮脂がアクネ菌の栄養源となり、菌が繁殖しやすい環境が作られます。また、余分な皮脂と古い角質が毛穴を塞ぐことで、白ニキビや黒ニキビが発生しやすくなります。さらに、毛穴内部でアクネ菌が増殖すると炎症反応が起こり、赤みや痛み、膿を伴う炎症性ニキビへと進行することがあります。
このように、脂性肌(オイリー肌)は「皮脂の過剰分泌」「毛穴詰まり」「アクネ菌の増殖」「炎症」というニキビの4大原因が起こりやすいため、ニキビを繰り返しやすい肌質といえます。
脂性肌になる原因は?
脂性肌は、生まれつきの体質だけではなく、生活習慣も大きく関係しています。
主な要因は以下です。
- 遺伝的な体質
- ホルモンバランス
- 間違ったスキンケア
- 生活習慣の乱れ
両親が脂性肌の場合、子どもも脂性肌になりやすい傾向があります。
男性ホルモンは皮脂分泌を活発にします。
特に、
- 思春期
- 生理前
- ストレスが強い時期
は皮脂量が増えやすくなります。思春期・生理前後・ストレスなどは、男性ホルモン(アンドロゲン)の影響で皮脂分泌が急増します。これがニキビ発生に直結します。
以下のようなケアは逆効果になることがあります。
- 洗顔のしすぎ
- ゴシゴシ洗う
- 保湿をしない
- アルコールの強い化粧品を使う
肌が乾燥すると、かえって皮脂が増えてしまうことがあります。
- 睡眠不足
- ストレス
- 糖質や脂質の多い食事
- 喫煙
なども、皮脂分泌を増やす原因になることがあります。糖質や脂質の多い食事は、インスリンの分泌を促し、皮脂腺を刺激します。ジャンクフードや甘い物の摂りすぎは要注意です。
脂性肌のニキビに効果的な
スキンケア

- STEP1
洗顔は1日2回まで
「脂が気になるから何度も洗う」という方は多いですが、洗いすぎは逆効果です。
おすすめは、朝と夜の1日2回の洗顔です。洗顔料は、以下の特徴を持つものを選ぶのがおすすめです。
- 低刺激
- ノンコメドジェニック
- 弱酸性
- STEP2
保湿は必ず行う
脂性肌の方でも保湿は必要です。
「ベタつくから保湿しない」という方もいますが、乾燥すると肌はさらに皮脂を分泌してしまいます。保湿剤は、以下のようなタイプを選ぶのがおすすめです。
- さっぱりタイプの化粧水
- ジェルタイプの保湿剤
- ノンオイル製品
- STEP3
刺激の強いスキンケアを避ける
以下のスキンケアはニキビを悪化させることがあります。肌への刺激は最小限にしましょう。
- スクラブ洗顔
- 強いピーリング
- アルコール濃度の高い化粧品
- ゴシゴシこする洗顔
- STEP4
紫外線対策を行う
紫外線は炎症を悪化させ、ニキビ跡の原因にもなります。日焼け止めは、以下の特徴のある製品を選ぶのがおすすめです。
- ノンコメドジェニック
- 敏感肌向け
脂性肌のニキビを改善する
生活習慣
スキンケアだけでなく、生活習慣の見直しも重要です。
以下の項目を見直してみましょう。
- STEP1
睡眠をしっかり取る
睡眠不足はホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を増加させます。
- STEP2
食生活を見直す
摂りすぎに注意したいものは以下です。
- 甘いお菓子
- 清涼飲料水
- 揚げ物
- 脂質の多い食事
- STEP3
ストレスをためない
ストレスは男性ホルモンの分泌を促進し、ニキビ悪化につながることがあります。
スキンケアだけで
改善しない場合は?

以下に当てはまる場合は、医療機関への相談をおすすめします。
皮膚科では、外用薬や内服薬、漢方治療などが行われます。
また、重症ニキビや繰り返すニキビに対しては、イソトレチノイン治療が検討される場合もあります。
脂性肌は改善できる?
脂性肌そのものを完全に変えることは難しい場合もありますが、
- 正しいスキンケア
- 生活習慣の改善
- 適切な治療
を組み合わせることで、皮脂量やニキビをコントロールできる可能性があります。「脂性肌だから仕方ない」と諦める必要はありません。
まとめ
脂性肌は、皮脂分泌が多いためニキビができやすい肌質です。しかし、間違ったスキンケアや生活習慣が原因で、さらに悪化しているケースも少なくありません。
- 脂性肌は皮脂分泌が多く、ニキビができやすい
- 洗いすぎは逆効果になることがある
- 脂性肌でも保湿は必要
- 生活習慣の改善も重要
- 繰り返すニキビは医療機関への相談がおすすめ
脂性肌によるニキビで悩んでいる方は、一人で抱え込まず、早めに皮膚科や美容皮膚科へ相談してみましょう。
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FAQ
脂性肌(オイリー肌)はなぜニキビができやすいのですか?
脂性肌は皮脂の分泌量が多いため、毛穴が詰まりやすく、アクネ菌が増殖しやすい環境になります。その結果、尋常性ざ瘡が繰り返し発生しやすくなります。
脂性肌の人は洗顔を何回すればよいですか?
基本的には朝と夜の1日2回がおすすめです。洗いすぎると肌が乾燥し、かえって皮脂分泌が増えてしまうことがあります。
脂性肌でも保湿は必要ですか?
はい。脂性肌でも保湿は重要です。保湿不足になると、肌は乾燥を補うためにさらに皮脂を分泌することがあります。
脂性肌のニキビにおすすめのスキンケアは何ですか?
低刺激・ノンコメドジェニック・弱酸性のスキンケア製品を選び、洗いすぎを避けながら適切な保湿を行うことが重要です。
オイリー肌は改善できますか?
体質による部分もありますが、スキンケアや生活習慣の見直し、適切な治療によって皮脂量やニキビをコントロールできる場合があります。
脂性肌の人は乳液を使わない方がよいですか?
必ずしもそうではありません。脂性肌の方でも、油分の少ないジェルタイプやさっぱりタイプの保湿剤を使用することが推奨されます。
脂性肌とインナードライはどう違うのですか?
脂性肌は皮脂分泌が多い肌質ですが、インナードライは肌の内部が乾燥している状態です。見た目は似ていても、適切なケア方法は異なります。
食生活は脂性肌やニキビに影響しますか?
糖質や脂質の多い食事、睡眠不足、ストレスなどが皮脂分泌を増加させ、ニキビの悪化につながる可能性があります。
脂性肌のニキビは皮膚科を受診した方がよいですか?
市販のスキンケアや治療で改善しない場合や、赤ニキビを繰り返す場合、ニキビ跡が残り始めている場合は、早めに皮膚科への相談をおすすめします。
脂性肌の重症ニキビにはどのような治療がありますか?
保険診療の外用薬や内服薬に加え、重症・難治性のニキビに対しては、医師の判断のもとでイソトレチノインなどの治療が検討されることがあります。

目白ホワイトクリニック
塩之入 温 医師
内科(総合内科)
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